ドイツのクリスマスイヴ12月24日の過ごし方は?
2021/11/03
ドイツのクリスマスイヴの過ごし方と日本のクリスマスの過ごし方は、
全く正反対です。
日本の場合はどちらかというとワイワイと、にぎやかですよね。
ドイツの場合は、夜になると人っ子一人も歩いていないんです。
みんな家族でしんみりとイヴを過ごしています。
今回はクリスマスイヴにはドイツ人はどのように過ごしているのかを
お伝えしていきます。
ドイツのクリスマスイヴ12月24日の過ごし方は?
ドイツはクリスマスの約4週間前から準備を始めるんです。
前にも説明をしましたが、クッキーを焼いたり、プレゼントを買ったりと、いろいろ忙しくなるんです。
そこで、各家庭にはクリスマスツリーが登場するんですが、いつクリスマスツリーに飾り付けをするんでしょうか。
いつだと思いますか。
クリスマスツリーの飾りつけは
ドイツでは1ヵ月も前からクリスマスの準備をしているんですが、クリスマスツリーに飾り付けをするのがクリスマスイヴなんです。
一般のドイツの家庭では本物の針葉樹を買ってきて、24日まで家の外に置いておくんです。
そして、飾りつけをする24日に家の中に入れるんです。
私はよく24日のクリスマスイヴに近くのツリー市に行って車のトランクにツリーを入れて家に持ってきたんです。
このクリスマスツリーは1月6日の三王来朝(三人の賢者)の日まで飾っておいて、
それから、片づけに入るんです。
ドイツの部屋は日本と違って天井が高いから大きなツリーも入り、置くのにも問題がないですね。
ただ、飾りつけには時間がかかりますよ。でも、楽しいですよ!
飾りつけも日本やアメリカなどと違って、とてもシンプルなんです。
日本ではいろいろカラフルに飾っていますが、ドイツの場合はカラフルさはないですが、
とても綺麗なんです。
ろうそくも電気の飾りではなく本物を使っていますよ。
日本のクリスマスツリーに見慣れているとなんとなく物足りない感じがするんですが、
これが本物の飾り方なんだなと、つくづく思いましたね。
飾り付けが終わると、クリスマスプレゼントを木の下に置くんです。
プレゼントの交換はいつ?
プレゼントは両親から子供だけではなく、家族がそれぞれに用意するんです。
例えば、子供もお父さん、お母さんにプレゼントを贈るんです。
その時は心のこもったクリスマスカードも一緒に添えます。
たいていのプレゼントは自分たちでラッピングするんです。
夕食後にプレゼントを交換する家族もいれば、教会に礼拝をしてから家に帰ってきて、
それからプレゼントの交換をする家族もいます。
最近の若い人達は教会には行きませんね。
プレゼントもメインのプレゼント以外にちょっとした2~3のプレゼントも添えてあげるんです。
例えば、お菓子とか本とか、ちょっとしたものですね。
それでもラッピングするんです。開けてみる喜びを与えるためですね。
そして、クリスマスの歌を歌うんです。
クリスマスの歌というより讃美歌ですね。
日本のように「ジングルベル~ ジングルベル~♪」なんてとんでもないですね。(笑)
これが本当のドイツのクリスマスなんだと、つくづく思いました。
とても質素です。
24日のクリスマスイヴには町には人っ子一人もいません。
シ~ンと静まりかえっています。
なんとなく日本人には寂しく感じられるのではないですか。