ドイツのクリスマスの準備は?子供のためにはなにをするの?
2016/03/16
ドイツのクリスマスって想像したことがありますか。
11月の下旬から町があわただしく感じてくるんです。
クリスマスの準備の為にいろいろ買い物をしているんですね。
日本のお正月前の雰囲気と思ってもらえれば良いと思います。日本もお正月前はなんとなく
あわただしくなりますよね。それとドイツも同じなんです。
小さな子供がいる家庭では子供のためにクッキーを作る準備をしなければならないし、
クリスマスプレゼントの用意をしなければならないし、ドイツも日本のお正月と同じように
クリスマスの準備が大変です。
場所は違いますが、どこの国も一年に一回の大事な行事になると大変ですね。
今回はドイツではクリスマスまでどのように進んでいくのかをお伝えしていきますね。
ドイツのクリスマスの準備
アドヴェント(Advent)とは
日本語では待降節 とか降臨節といわれていて、「キリストの到来」のことです。
ドイツではこのアドヴェントの時期が一年で一番大事な時期なんです。
クリスマスから逆戻りして4つ前の日曜日を「第一アドヴェント」と呼んでいて、
このアドヴェントの期間は何をするかというと、
まず、アドヴェントの期間に入る前に各家庭で準備するのが「アドヴェンツクランツ」です。
アドヴェンツクランツ(Adventskranz)とは
アドヴェンツクランツというのは、常緑樹で作ったリースに4本のろうそくを立てたものです。
このアドヴェンツクランツは今は花屋さんやクリスマスマーケットで出来上がったものを簡単に買うことができますが、
たいていの家庭ではお母さんが自分で作り、食卓のテーブルの上に置いておくんです。
そして、このアドヴェンツクランツの上に4本のローソクを立て、第一アドヴェントの日曜日の朝、
ようするに、クリスマスから逆算して4ッ前の日曜日に一本のろうそくに火をともすんです。
これがクリスマス前の最初の仕事なんです。
そして、次の日曜日に二本目のろうそくに火をつけます。
これをクリスマス前までやっていきます。
そして、最後の、四本目のろうそくに火をつけると、もうすぐクリスマスだな、という実感がわいてくるんです。
子供のためにはなにをするの?
アドヴェンツカレンダー(Adventskarender)とは
子供達にはクリスマスはもちろん最高です。
そして、子供たちの楽しみの一つに「アドヴェンツカレンダー」というのがあるんです。
どの親も子供には買ってあげています。
この「アドヴェンツカレンダー」というのはどんなカレンダーかというと、
普通一般のカレンダーとは違い、12月1日から12月24日までの数字が出窓のようになっていて、
その窓の中には小さなおもちゃ、お菓子、チョコレートなどが入っていて、
毎日その日になったら、窓を開けて中に入っているものを取り出すんです。
これがクリスマスまでの子供たちの楽しみでもあるんです。
子供によってはじれったくなり、一気にあけてしまう子供もいますね。
大人でも開けてしまいたいくらいですから。笑
ドイツの子供たちは毎日窓を開けながら、クリスマスまで指折り数えていますよ。
このアドヴェンツカレンダーは日本でも買えますね。
もう、スーパーなどでも売られていますよね。
ただ、いろいろな種類、値段があり、大体1000円位からありますが、
大きさなど選んで買った方が良いですよ。あまり安いアドヴェンツカレンダーだと、
中身もつまらないものがはいっていますから。
デパートやスーパーに行けば必ず目にすると思うので、子供さんがいる方には、
ぜひ、お薦めします。