ドイツワインのシュペートレーゼってなに?
ドイツワインを飲んでいると、いろいろとワインについてのドイツ語が
書かれていますよね。
いったいなにが書かれているのか興味をもったことがありますんか。
今回はよくラベルなどに書かれている「シュペートレーゼ」について
お伝えしていきます。
ドイツワインのシュペートレーゼ(Spätlese)ってなに?
状況によって楽しめるドイツワイン!
シュペートレーゼというと、甘口ではないワインだって知ってましたか?
最近ドイツではワインの辛口をつくることに力を注いでるっていわれてますが、
昔ながらのワインの中でもシュペートレーゼは甘口もあるけれど必ずしも甘口とは限らないっていう、
ちょっと不思議なワインなんです。
ドイツワインのグレードの一つといわれているシュペートレーゼっていうのは、ワインの中でも2番目に辛口の基準となっていて、アウスレーゼのように甘口じゃないけど、それなりに甘口もあるし辛口もあるって言うワインの事を言うんです。
作り方として独特なのが、シュペートレーゼに使われるワインの葡萄は遅摘みでなければいけないそうです。
その基準も徹底しているドイツらしくて、摘んでもいいですよという解禁日から1週間たってからじゃなければ摘んではいけないといわれています。
必ず甘口とはならないけど、葡萄のおいしいうまみが凝縮されていて、お手軽に飲めるワインとなるから人気となっているんですね。
その昔ドイツのあるお城に領主から葡萄を摘んでいいですよという許可が発行されるのが伝わったのが遅れたから、シュペートレーゼが生まれたといわれています。
シュペートレーゼという言葉が元々遅摘みをさす言葉といわれていて、この逸話が生まれたのか、この逸話が先なのかはわかりません。
でも、昔は領主が葡萄を摘んでいいという許可証を出すほどに、葡萄は大切な土地の資源として考えられていたみたいですね。
シュペートレーゼは甘口も多いですが、十分発酵させると、きりりとした辛口になるため、最近世界各国で、辛口嗜好が高まってるからか、甘口のものを辛口にして売られてるものも少なくないそうです。
ドイツワインは葡萄果汁の糖度でグレードが分けられているから、覚えるのは楽ですね。
シュペートレーゼは覚えておくとドイツ料理を食べるときにワインの品種がどんなものかわからない場合でも比較的甘口とわかるから、覚えておくと便利ですよ。
料理にもデザートにも相性の良いワインがかなり多いって言われていますから、料理のときにも選びやすいものと評判です。