ドイツ マイスター(親方)留学
ドイツにはマイスター制度というのがあるんです。
簡単に言うと職人のプロを育て上げる制度なんです。
マイスターは日本語に直すと親方となるんですが、なんとなくしっくりこないですね。
例えば、肉屋さん、ケーキ屋さん、パン屋さん、靴屋さん……など、みんなマイスターの資格を
もっているんです。
この資格がないと、店を出すことができません。
日本は誰だってすぐお店を出せますよね。
今回はこのマイスター留学についてお話していきます。
ドイツ マイスター(親方)留学とは
ドイツでは、技術職を育成するシステムとして、マイスター制度というのがあるんです。
技術職につくために、生徒は職業訓練校で理論を学ぶと同時に、企業で実務訓練を受けています。
ドイツでは、マイスター資格と大学の学位は、同等のレベルの扱いとなっているのが現状です。
ドイツ留学の一つとして、マイスター留学があります。ドイツでは、デュアルシステムと呼ばれる職人研修が普及しており、
「理論(教育)」と「実習(職業訓練)」からなる研修制度となっています。
学びながら働き、働きながら学ぶというシステムであり、中世から脈々と続くマイスター制度の流れを受けた制度となります。
マイスター留学では、一般的に、20歳前後の若者が3年~4年間研修(アウスビルドュンク)を経て、ドイツ語での修了試験に合格すると国家資格が与えられます。
手工業部門となるパンやお菓子、ケーキ製造、食肉加工、矯正靴、フローリスト、木工家具などに関する職人研修が行われています。
日本でもよくマイスターという言葉を聞くと思うんですが、マイスターとは、ドイツの国家資格を取得した手工業の親方のことなんです。
この資格を取得しなければ、ドイツでは自分自身でお店を開業することができません。日本と全く違います。
ドイツでは、その分野での十分な経験と一流の技術はもちろん、社会常識や教育学など、あらゆる分野にわたって試される厳しい国家資格(ゼゲレ)を
クリアした者だけに、マイスターの資格が与えられます。
その資格を得るための留学が、マイスター留学となります。
マイスター留学の応募資格は、原則として年齢は、18歳以上35歳以下となります。応募職種の職歴がある人の方が望ましいのですが、
未経験でも留学することはできます。
しかし、職種によっては、職歴やその分野における経験が必要な場合もあります。
マイスター留学に、海外への渡航経験は必ずしも必要ではありませんが、目的意識が高く自立した考えを持った人を対象としています。
未成年者の場合には、保護者の方も面接が行われます。また、マイスター留学には、ご家族の同意が得られているということが前提となります。
もしあなたが世界で認められる一流の職人になりたいと思うのであれば、ドイツでマイスター資格を挑戦してみてはどうですか?
ドイツ語が解らないという人でも現地で語学学校で学べば良いことです。言葉の方は時間が解決してくれますよ。
ドイツ語を学んでいても損はないです。
ヨーロッパでは一億人以上の人がドイツ語を話していますし、世界で英語の次に話されている言葉がドイツ語なんです。
ドイツ語を話すことによってあなたの人生の視野が広がっていくと思います。
ぜひ、マイスターになって日本で活躍してください。
一言)前回、世界サッカー大会で優勝したドイツはヴェルトマイスター(世界のマイスター)と呼ばれているんです。要するに、世界のチャンピオンのことです。