イナバウアーってなに?元ドイツの女子スケート選手?
2019/03/23
アイススケートの時期になるとよく聞く言葉が「イナバウアー」なんですね。
聞いた事がありますよね。
もう引退した荒川静香さん、そして今活躍している羽生選手。
二人とも「イナバウアー」を披露しましたね。
さて、この「イナバウアー」はいったいなんでしょうか。
今回はこのイナバウアーについてお伝えしていきます。
イナバウアーってなに?
フィギュアスケートの時期になると必ず耳に入る言葉が「イナバウアー」という言葉なんですね。
イナバウアーって一体なんなんだろうと思ったことがありませんか。
イナバウアー(Ina Bauer)はドイツ人で、元フィギュアスケート選手だった女性の名前なんです。
1950年代にヨーロッパ選手権、世界選手権などで活躍していました。
しかし、ドイツではチャンピオンになれたものの一歩外に出るとなかなかメダルに届くことができなく毎回4位という成績でした。
ではなぜメダルに届くことができなかったというと、バウアー選手は規定、要するにショートプログラムを苦手としていたようです。
当時はショートプログラムの成績が60%だったんですね。
しかし、自由演技では華麗なイナバウアーを魅せ、観客をとりこにしていました。
1960年のある欧州選手権に参加していたバウアー選手はコーチとして付き添っていた父親のプレッシャーに耐
えられず、ショートプログラムが始まる前に棄権してしまったんです。
その後は、アマチュアを引退してしまいました。
それから彼女はアメリカに渡り、アイスショーに出演しイナバウアーを披露し、観客を魅せつけました。
しかし、バウアーさんは2014年12月に亡くなりました。73歳でした。
バウアーさんの地元のクレーフェルトでは毎年「イナ・バウアー杯」という大会があり、すでにもう34回も行われています。
日本の荒川静香さん、羽生結弦選手などはこのイナバウアーで金メダルを取ったといっても良いんではないですかね。