外国に行って一番困ることは、同じ名前の場所があるということなんです。
日本でも同じ場所の名前がたくさんありますよね。
また、同じ地域でも同じ名前があるんですから、初めて外国に訪問したら、
えらい目に遭うことがあるんです。
ドイツにも同じ名前の場所があるんですね。
今回はフランクフルトについてお伝えしていきます。
どちらのフランクフルト？
ドイツにフランクフルトが２か所あること、知ってましたか。
普通、日本人がフランクフルトと聞くと、もちろん西側にあるフランクフルトだと思いますけど、
旧東ドイツにもフランクフルトがあるんです。
ドイツの東側の方に位置してて、ポーランドとの国境にあるんです。
ドイツ統一前は、例えば日本から旧西ドイツのフランクフルトに手紙を送る場合,
「Frankfurt Main」と書かなければ郵便局の方で困ってしまうんです。
旧東ドイツのフランクフルトの場合はどうなるかと、「Frankfurt Oder」になるんです。
これはどういう風にフランクフルトを分けてると言いますと、そこに流れている川の名前で分けているんです。
例えば、日本人観光客が訪れているフランクフルトはマイン川が流れているのでam Mainと付けて、旧東ドイツにあるフランクフルトにはオーダー川が流れているのでOderと付けて、わけているんです。わかり易いですよね。
旧東ドイツ人にとってのフランクフルトは、オーダー川のフランクフルトであって、旧西ドイツ人にとってのフランクフルトはマイン川のフランクフルトなんです。
私たち日本人のフランクフルトはマイン川のフランクフルトですよ。
ここでクリスマスマーケットが開かれます
フランクフルト中央駅
ここ、フランクフルトは金融の都市で、ドイツの中央銀行、ヨーロッパ銀行、その他、外国の銀行が集まっています。
証券取引所もここ、フランクフルトにあります。
また、世界的に有名な見本市会場もあり、フランクフルトモーターショー、本の見本市などいろいろな世界的なショーが開かれています。
日本人学校もありますよ。日本人学校の校庭はすごく広くて、とてもきれいです。
この電車でアップルワインを飲みながら町を見学することができます
フランクフルトにはデュッセルドルフに次いで日本人が多い都市なんです。
金融の都市で、世界各国からの銀行が集まっています。
日本から飛び立ってドイツに来る飛行機の多くは、フランクフルト空港に到着しますね。
この空港、すごい綺麗ですよ！
フランクフルトに来たらぜひ観光もしてください。