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ベルリンの壁崩壊後の秘密警察諜報員はどこへ?

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ベルリンの壁が崩壊して西ドイツと東ドイツが統一し、また一つのドイツになりました。
東ドイツには、西ドイツには必用がなかった秘密警察諜報員というのが存在していたんです。

要するにスパイ活動を行う警察官ですね。

ドイツが統一してから彼らはなんの仕事をしているんでしょうか。

今回はその辺を詳しくお伝えしていきます。

ベルリンの壁崩壊後の秘密警察諜報員はどこへ?

私は仕事で東ドイツに行くときは、ほとんど車で行ってたんですが、一度、飛行機で行ったことがあるんです。
フランクフルトからライプツィッヒまで飛び、ライプツィッヒからタクシーに乗って会社のある現地まで行きました。

飛行場にはかなりのタクシーが待機していました。その時はもうメルセデスのタクシーでした。

多分、西ドイツの会社が東に来て運営してると思います。
走ってる間は運転手さんといろいろと話し込みました。

色々と聞かれましたね。「どこの国の人ですか」「何しに来たんですか」とか。

アジア人があまりいないので興味があったらしいです。東ドイツでのアジア人はベトナム人なんです。
かなり多くのベトナム人が工場などで働いています。

タクシーでの道中、いろいろ聞かれ、「私は今日、東ドイツ人の社員の募集に来たんですよ」と話したら、
すかさず、「私の娘を雇ってくれないか」と言われましたね。

当時、東ドイツではかなりの失業者がいたんです。働き口がなかったんです。
それから2時間後、私はびっくりしました。

なぜなら、

私とタクシーの運転手と話していたことが、他の知らない人達に筒抜けなんです。
私はなんでだろうと思い、会社の東ドイツ人に聞いてみたところ、あの運転手は、秘密警察員だったんではないかと。

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ドイツは戦時中、秘密国家警察(ゲシュタポ)が存在し、東西分断してから東ドイツは、
秘密国家安全保障Stasi(シュタージ)という名前にし、統一前まで存在していたんです。

 スパイ活動反対運動のデモ

要するに、秘密国家安全保障Stasi(シュタージ)はスパイ活動なんです。国を批判する者は、逮捕されます。

今までスパイ活動をしていた秘密諜報員たちがタクシーの運転手になったんです。

 当時の東ドイツのタクシー

タクシーの運転手とは当時うっかり話せませんでした。
当時良く思ったことは、どうやって人から人へ物事を伝えていくんだろうと。

何しろ、東ドイツには電話がなかったですから。

それから、電話どころか信号機がないんですね。学校のそばにもないんです。

私の会社はこれから地域と密着していかなければならかったので、学校の近くに信号機を寄付しました。
しかし、スパイは統一後は無くなりましたけど、統一前にはたくさんいたようです。

信じられない国でしたね。

  右、ゲシュタポ最高長官

         
ハインリッヒ.ミュラーはユダヤ虐殺を指示し、たくさんのユダヤ人が殺され、ベルリンにユダヤ人の墓地がありますが、
不思議なことに、ユダヤ虐殺を指示したこのミュラーもベルリンのユダヤ人の墓地に一緒に眠っているんです。
なんとも不思議なことです。もしかしたら、彼もユダヤ人だった?

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